明治安田生命J1 第2節
渡邉千真は、77分途中出場。
2月23日に行われた開幕戦で鳥栖と1-1で引き分けた神戸はこれがホーム開幕戦。
先発4人を入れ替え、2トップはFWルーカス・ポドルスキとFWハーフナー・マイクが形成した。
清水は前節鹿島戦(0-0)と同じ11人がスタメンに入った。
今季初勝利を目指す両者が激突した。
清水が幸先良く先制し、クリスランが清水の今季初ゴールを記録。
1点ビハインドの神戸は反撃に出ると、前半18分、ポドルスキがPA右手前でパスを受け、ワントラップから素早いモーションで左足シュート。
22分にはこぼれ球に反応したMF松下佳貴がPA手前から左足ミドルで狙ったが、枠を捉えられなかった。
押し込まれる時間帯が続く清水だったがMF石毛秀樹がPA内左を仕掛け、左足でクロス。
北川が右足で冷静に押し込み、2-0に突き放した。
ミスから失点を喫した神戸は再び反攻に出る。
前半30分、スルーパスで縦に抜け出したMF三田啓貴が左サイド深い位置から右足でクロス。
清水DFがニアサイドで触ってコースが変わったボールをMF田中順也がヘッドで叩き込んだ。
1点差に追い上げた神戸はボールを保持して攻め込み、前半38分、波状攻撃からポドルスキが強烈なシュートを連発。
1-2で折り返した後半も神戸の攻勢が続き、後半7分には田中のスルーパスで抜け出したポドルスキが右サイド深い位置から絶妙なクロスを入れ、ハーフナーが強烈ヘッド。
決定的な形だったが、至近距離でGK六反勇治のビッグセーブに阻まれた。
怒涛の猛攻をかけていた神戸は後半24分、セットプレーから試合を振り出しに戻す。
ハーフナーがDFフレイレに倒され、PA右手前の位置でFKのチャンスを獲得する。
キッカーの韓国代表MFチョン・ウヨンが右足を振り抜くと、狙い澄ました弾丸シュートをゴール左隅に突き刺した。
3年ぶりに復帰した新主将が貴重な同点弾。
試合は打ち合いの様相を呈し、劣勢だった清水は3分後の後半27分、立田がPA内右に切れ込み、角度のない位置から右足シュートでニアを破った。
清水ユース出身、プロ2年目の19歳が記念すべきプロ初ゴール。
3-2と勝ち越しに成功した清水は勢いに乗りダメ押しの4点目を突き刺し、勝負あり。
4-2で打ち合いを制した。
神戸は1分1敗となり、初勝利は次節以降に持ち越しとなった。
【スコア】ヴィッセル神戸 2-4清水エスパルス